露枝の雑文館 ThePen

館長露枝(Roshi)による日々徒然の雑辺です。

野田主導できるか本気試される

民主党の代表選が行われ大方の予想通り1回目の投票では決着せず2回目の投票となりました。 そして、これも予想通り1回目第2位であった候補者が代表の座を得ました。 言ってみればセカンドオピニオンの医師に身を託したことになります。 今回の投票も党員やサポーターと言われる人たちの投票は無く、国会議員だけの 「政策なし、数の論理優先」 の選挙でした。 当選した野田財務相は第1回投票1位の海江田経産相に比べると小沢氏の影は薄いようですが多かれ少なかれの影響は受けざるを得ないでしょう。 野田さんの人物、政策、力量、好き嫌いは別として地味に過ぎるきらいは拭えませんがパフォーマンス大好きの菅氏よりは大幅にマシと思えます。 党代表が決着しましたから次は党と内閣の人事です。 誰を幹事長に据え、誰を官房長官に持ってくるかで “野田内閣” の意識と意欲が見えてくるのではと思えます。 誰をどこに据えるにしても先ずは原発問題を含めた大震災の復旧 ・ 復興と経済の建て直しが急がれます。 代表選は最初から最後まで内向きで終わりましたが今からは許されません。 しっかりと国民に視線を向けて見るべきものを見、聞くべきことを聞く姿勢を持たねば民主党に明日はありません。 民主党に明日が無くても一向に構いませんが国民が道連れは断固としてお断りです。

涙拭くハンカチさえも雨に濡れ

きょうから8月、葉月です。 先月末の豪雨で列島各地は大きな被害が出た地域もあります。 災害は 東日本大震災 だけでも十分過ぎる被害ですがそれを上書きするように豪雨が多くの川を氾濫させ生活を麻痺させました。 今回の豪雨は幸いと言って良いのかは分かりませんが以前にも同じような被害を受けた地域に齎されため以前の教訓が十分に生かされ、人的被害は少なく治まったと聞きます。 先の大震災の教訓も生きたのだろうと思います。 それに比べて経験、教訓を生かせないのが菅総理です。 種々の発言は飛び出すのですがその多くは “思いつき” の域を出ず、相変わらず “言葉の軽さ” が際立ちます。 脱原発にしても “思い付きの理想” は語るのですがその為の財源や法的枠組み、人的枠組みは示されません。 原発を無くすことによって生じる地域雇用の喪失や地域経済の凋落化、日本全体に及ぼす諸々も語られません。 国内的、国際的に信用・信頼を失った “菅 死に体総理” ではあっても取り敢えず一国の責任者が何かを語るときはきちんとした裏づけを持って語るべきです。 いや、信用・信頼が無いからこそ十二分な裏づけが必要なのです。 まぁ、菅さんが総理の座に居るべき裏づけはとっくに雲散霧消して今は五里霧中なのですが ・ ・ ・ 。
月別アーカイブ