年末恒例の“今年を表す字”は「偽」に決まりました。
一年の終わり近くに発表される“今年の字”ですが今年はピッタリ感があり誰でも納得ではないでしょうか。
恒例の十大ニュース風の1年回顧です。
綴っていると明るいニュースが少ない一年でした。
だからこそ新年には特大の希望を託したいと思います。
1 月
年末の偽の字を射止め信落とし
「不二家、消費期限切れ牛乳で菓子を製造、他社他商品も続々偽装発覚」正に今年の字 “偽” のスタートの出来事。
他社の偽装が発覚する度に引き合いに出された不二家だがCMに換算すれば膨大な金額になるだろう。
但し、マイナスイメージの ・ ・ ・ 。

セールスマンたった一人の底力
「宮崎県知事にタレントの そのまんま東氏 が当選」所謂タレントの持つ強みを選挙戦にも宮崎県のPRにも徹底的に活用して八面六臂の活躍。
多少のゴシップも “お笑いタレント出身” で大目に見られているが気が緩んだ時の落とし穴に要注意。

2 月
罪人を造った司法に罪人が
「鹿児島県議選、選挙違反裁判で全員無罪」03年の選挙違反事件で「始めに事件ありき」の強引な取調べが多くの人生を狂わせた。
誰もが薄々は分かっていた “警察、必ずしも正義にあらず” が白日に晒された事件。

無能力政権よりも核施設
「北の核“無能力化”に向けて共同文書採択」文書を幾ら採択しても平気で引っくり返すのが北朝鮮の常套手段。
年末も新年も関係なく監視の目が離せない。

3 月
パロディも毒が入れば洒落でなし
「中国産品から有害毒物」外国の物真似が得意な中国なら安全対策も先進国の真似をしてくれれば良いものを ・ ・ ・ 。

地震より人の噂の波に揺れ
「能登半島沖でマグニチュード6.9の地震」地震の直接被害は大きかったがそれよりもっと大きかったのが風評被害。
観光客の激減は地域経済を滞らせ復興の足枷にも。

4 月
関係ねぇどうせ自分の金じゃない
「年金記録漏れ5000万件」誰も責任を取らないのは端から分かっていたこと。 
それにしても関係職員が着服した年金の額が4億円とは少ない気もするが如何に ・ ・ ・ 。

他人事がいつの間にやら眼前に
「アメリカの大学で銃乱射、犯人を含め33人死亡」まだ“対岸の火事”と思えていたのはこの時期くらいまで。
いまや日本も“他山の石”どころか“尻に火がついた”状態に。

5 月
苦労して誤魔化す智恵より楽な筈
「松岡農相自殺その後も政治と金で不祥事続々」金の出入りをハッキリさせると政治活動に支障を来たすと訳の分からぬ事を平気で口にする政治家も。
ならば税金を一銭たりとも使うな。 
本来、政治家とは崇高なボランティアの筈なのだから。

イメージは良くも悪くもお国柄
「フランス大統領にサルコジ氏」政治的能力よりもゴシップ先行の感あり。
フランスという国のイメージにはある意味で似合っているのかも知れないが。

6 月
人よりも不正で会社の介護をし
「コムスン、不正で介護事業から撤退」現場の介護職員の殆どは一生懸命。
当局が不正を取り締まるのは当然だが職員が辞めずに働ける賃金やケアを確保するのが最大の課題。

監視する相手を詐欺とは面妖な
「元公安調査庁長官を詐欺で逮捕」公安機関のトップが現職でないとは言え逮捕されるとは前代未聞。
騙した相手が朝鮮総連とは奇しき因縁か?

7 月
スーツ着て言うことTシャツ小僧並み
「村上ファンド元代表に実刑判決」記者会見で堂々と『聞いちゃった』と言っちゃったインサイダー情報を裁判で引っくり返すのは厳しいんじゃないの?

人気者空気読めずに客が引き
「参院選で自民党が歴史的惨敗」民主党が第一党に躍進したが民主自身の功績ではなく自民の敵失によるもの。
お陰で『空気が読めない』は安倍首相の代名詞に大躍進。

8 月
品格を言うには寒いマワシ付け
「横綱朝青龍、2場所出場停止」横綱の品格が盛んに問われたが親方の品格、相撲協会の品格、理事長の品格ももっと問われるべき。

人撃つな自分も撃つな悪を撃て
「警察官が女性を射殺して自殺」この警察官の周囲では服務規程違反の行動は周知の事実だったとか。
身内への甘さが何の罪もない尊い命を奪ったことに猛省を。
『警察官の拳銃は市民と市民の財産を守るために使用されるべき』の基本の基を頭と心に。

9 月
友達は助けにならず一人去り
「安倍首相が突然の退陣、後継に福田康夫氏」“青天の霹靂”とは正にこのこと。
況してや所信表明から殆ど時間を置かずの退陣とは。
健康問題も取り沙汰されたが首相としては余りにも無自覚無責任で“お友達内閣”の限界。

引き金がビデオボタンを吹き飛ばし
「ミャンマーで日本人ジャーナリスト射殺される」反政府デモを取材中のジャーナリスト長井健司さんが軍によると思われる銃撃を受けて死亡。
群集へ向けての発砲に当たったと言うより取材を嫌った悪意的な所業に憤りを禁じ得ない。

10 月
取り合えず減らしてみました局の数
「郵政4事業、民営化スタート」小泉元首相の趣味と信念の“郵政民営化”が実際にスタート。
本来は郵貯や簡保で肥大化した財政投融資を適正にして道筋を付ければ済む話だった思うのだが。
取り敢えずは見守るしかない。

与野党で一夜限りの浮かれ節
「連立構想浮上、破綻」福田さんは兎も角も小沢さんが一度は連立構想を受け入れたのが不思議。
今の教条主義的な民主党では困難と言うより有り得ない、受け入れ難い話と分かっていた筈なのに。
その後の代表辞任ドタバタ劇も滑稽。

11 月
先ず守り国ではなくて我が立場
「守屋前防衛次官逮捕」いくらゴルフ好きでも妻と一緒に『お言葉に甘える』神経は並大抵ではない。
防衛省(庁)の倫理規定を掌るトップが自ら作成した規定を無視では災害派遣や国外活動を行う現場の自衛官は堪ったものではない。
瓦解は隗より始まる。

金余り湯水のように油買い
「ニューヨーク原油、最高値記録」今年後半から来年は原油絡みの値上げラッシュが続く。
原油そのものが無いのではなく“とどのつまり“がマネーゲームの行き着いた果て。
もういい加減に“世の中全ては金”の概念を払拭しなければ地球は立ち行かない。

12 月
平成の今だからこそ刀狩り
「佐世保で散弾銃乱射、2人が死亡」アメリカでしか起きないと思われていた“乱射事件”がとうとう日本でも起きてしまった。
許可をした銃の管理をどうするかではなく銃の所持を許可しないのが真っ当な考えではあるまいか。
害獣駆除などで必要と言うならば“必要な時に必要な人に必要な時間に限り”許可すればと思うのだが。

引き金の前には軽き人の信
「ブット元首相暗殺」パキスタンのブット元首相が暗殺された。
主義主張の違いは何処にでも誰にでもあるが銃で解決する物事など何も無い。