安倍首相が突然の退陣表明をしました。
お坊ちゃん総理の迷走は今に始まったことではありませんが所信表明演説を済ませ、代表質問直前での退陣表明は異常です。
何のための所信表明だったのでしょう。
議会軽視甚だしく国民軽視もいいところです。
辞めるべき時は今までに幾度もありましたがそれらを悉く退けた挙げ句に最悪のタイミングでの退陣表明です。
退陣表明の記者会見での質問に対しても的確、明確な答えはありませんでした。
安倍さんという人は国会質疑でも記者会見でも質問に対して明確な受け答えをしたのを見聞した記憶がありません。
これは話を逸らすとか惚けるとかではなく物事(質問)の本質が分かっていないのだと思えます。
幼少から苦労なく育ち人柄は決して悪くないのでしょうが “お友達” 以外の他人様を推し量る思慮深さは体得出来なかったのかも知れません。
病気を隠して “頑張っていた” との報道もありますが如何なものなのでしょう。
戦国時代ならいざ知らず現代においては病気があるのなら隠さずに発表し適切な治療を受けるのが一国を代表する総理大臣としての責務だと思います。
それにより総理のイスを手離さなければならなくなったとしてもそれはまた別の話です。
それにしても任期僅かに1年足らずとは言えそれらしい成果は殆ど見当たりません。
見当たらないと言うよりも首相としての安倍さんの責任能力の無さ、状況判断能力の痛々しいまでの欠如、理念無き理想論ばかりが目に付いた1年でした。
この原稿を書いている時点での安倍首相は入院して検査を受けている状態で際立って悪い心身の箇所は見付かっていないようです。
しかし、首相という激務に疲労は蓄積され過度のストレスがあることも想像に難くありません。
私は安倍さんを支持するものではありませんが心身に軋轢があるのなら1日でも早く適切な治療をして立ち直って欲しいものです。
政治家としてはまだまだ若いのです。
健康を取り戻し捲土重来を期し長い目で 「美しい国」 を探求して貰いたいと思います。
将来的に再び総理総裁の目があるとは思えませんが取り敢えずは健康の回復が一番です。
健康を取り戻したら次はお坊ちゃんの目ではなく一般人、常識人としての目を涵養して政治を行って欲しいと真面目に思います。